大槌町震災アーカイブとは

 2011年3月11日に発生した東日本大震災津波は、大槌町に死者行方不明者1,286名と言う未曽有の被害をもたらしました。
 津波は必ずやってくる。過去に多くの津波を経験してきたことから、町内には津波の教訓を伝える石碑も多く存在しており、また『地震がきたらすぐに逃げろ』ということは語り伝えられ、防災・減災に取り組んできましたが、津波被害は甚大なものとなりました。

 このような実情を踏まえ、二度とこのような悲惨な被害に見舞われないために津波の記録を残し、これを私たちが学び、将来の町民に『防災文化』として承継していくことの必要性を感じました。

 また国内外に向けて東日本大震災津波の教訓を伝承し続けていくということは、将来の大災害に備えることの重要性を多くの方に認識させることに繋がるものであり、復興に向かう過程で受けた多大な支援に対する感謝の意味も伝えることも含めて、大槌町震災アーカイブを立ち上げました。